思いを伝えるむずかしさ。
- Day:2019.05.01 22:00
- Cat:日々の雑記
最近、取引先の業者さんを変えることにした。昨年少し大きめのミスがあり、私のお客さんに不快な思いを与えたことが最大の要因だった。契約時の営業の方は良い方だったし私としてはかなり苦渋の決断だった。それでも一応経営者の端くれとしてはこの結果も良い方向に向かうための選択肢の一つとして仕方ないことだと思ってた。いや、今でも思ってる。
今日一本の電話でけっこう胃が痛くなる思いをした。契約時の営業の方だった。彼は同じような事案で今まで何度か嫌な思いをしたらしかった。金儲けを目論む経営者たちとのやりとりだったらしい。私のこともその嫌な相手たちと同じ金儲けのためだと思って、電話の最初から肩に力が入ったケンカ腰の話し方だった。
「あぁ、この人はそこらへんの海千山千の経営者と私を同じに誤解してカッカしているんだなぁ・・・」と弱ってしまった。こういう人に私は何を言うべきか。悩んだ挙句、誠意を持って話をした。私が自分の儲けよりもお客様にとって良い状況をつくりたいんだと熱弁し、馬鹿正直に「あなたの会社の改善すべきところはここなんだ」と。切る相手には冷たくて良いのかもしれない。だけど私にはそれができない。情けないけど。
最初は怒り口調の彼もだんだん溜飲が下がってきたのか、1時間近く喋ったころには穏やかに笑って話せるようになっていた。それはよかった。だけど電話を切ってからなんだか悔しい思いが残った。
私は父の後釜のように同業に就いた。今日の電話で怒りのままにその営業の彼が言った言葉が引っ掛かっていた。もし私ではなく父が相手だったら契約条件が違うと。それは話の流れのほんの一部だったけどなんだか悔しくて。
今の自分の家を建てるときに「父の力を借りずに独り立ちするんだ」と、土地を買う交渉も、建設会社との折衝もものすごく気を張って頑張った。それは世の中の目が女と男の対応が絶対的に違うから。それが分かっているから価格交渉も侮られないように、とか思っていた。
経営者の端くれになって10年を超えた今までも、そう感じることがしばしばあって、何度かひるまず交渉をしてきて。だけど、またか、と思った。まだやっぱり女はどうせわかんないんだろうしっていう目で見られているのか。そのことを今日は目の当たりにし、もうどうしたらいいんだ?と少しばかりまた悩んでる。女だとか男だとか年齢だとか関係あるのか?どうしたら払拭して対等になれるんだ?
私と父は違う。自分が思うこうありたいという理念で運営していきたい。それば馬鹿正直でももうけが少なくても。だけどわからん人間にそれじゃ―ダメだとかやっぱり女だよなとか馬鹿にされたくない。
わからんわ。しばしまた悩むわ(笑)
さて、気を取り直して。
モンステラちゃんの大。少し元気ない気がする。心配。

そして久しぶりに陶芸初心者の頃のコーヒーカップを出した。
重たいけど、なかなか美味しいよ♪
そういえば令和です。今日から平成じゃなくなったのに、私は何も変わらない。ゴールデンウィークにも関係ないし(笑)