今日はね、友達とランチしてきました。

私ともう一人を除いてみんな子連れ。私以外はみんな結婚しているんだよねー。幸せそうだなぁ、みんな。
入院してた時、いろんなことをベッドで考えていた時、「いろんなことがあったけど、私の人生まぁまぁだったよな。やり残したことも無い」・・・・と思いそうになったけど違ったよ。子供を産んでなかったわ。
歳とって結婚もせずにいるから子供もいないわけでまだ分かんないよ、なんて思っていたのに抗がん剤治療でその道ももう無い。医師から5年は「子供が出来る行為はしないで」と言われた最初のとき。理由は寛解を維持している間に妊娠してしまってもし再発したときに自分の命のほかに子供の命も発生して来るからいろんなことに支障があるらしい。その言われた時点で私はあきらめた。だって5年たったら46歳だよ?もう高齢で無理じゃん。
ところがそのあとの再発の時に「あきらめる」どころのことではなくなった。大量の抗がん剤で私の卵巣などが機能しなくなった。薬から守るために卵巣の細胞の動きを鎮める薬も使ったけれど、だめだったようだ。
重すぎる話かな。まぁ、いいよね。いままでも小出しにしていろいろ書いてきたわけで。そう、そんなわけで私は自分の子供を抱くことは無くなったわけだ。
それでやり残したことの話。なんかね、こうなってしまうと若いころに「女に生まれて来たからには」なんて思って当然できると思ってきたことがひとつ出来なくなったわけで、こうやって子供という大切な存在を得た女性が、年下であろうが自分よりひとつ上な気がしてしまう。
ゲームで言うなら絶対に私がゲットすることの無いステータスを持ったレベル上のキャラクターのような。あ、自分を卑下しているわけではなくてね。すごい人たちだと思うわけよ。自分が親に育てられてきたことを考えた時に、「人間を創りあげる」ってすごいことだよね。ただ産むだけでは絶対に親になれないんだから。
11日のニュースにこんなのがあった。
出産直後の男児をごみ置き場に放置 15歳の女子中学生を逮捕 埼玉
産経新聞 8月11日(日)0時58分配信
マンションのごみ置き場に出産直後の男児を置き去りにしたとして、埼玉県警新座署は10日、保護責任者遺棄の疑いで、新座市に住む市立中学校3年の少女(15)を逮捕した。同署によると、容疑を認めており、詳しい経緯を調べる。男児は搬送先の病院で治療を受け、健康状態に問題はなく、命に別条はないという。
同署の調べでは、少女は10日午前4時ごろ、新座市内の自宅で未明に出産した男児を、同市栗原のマンションごみ置き場に放置した疑いが持たれている。
男児は裸でタオルに包まれ、置き去りにされたが、同日午前10時ごろ、近所の女性(71)が発見し、110番通報した。
同署の調べでは、少女は親らと3人暮らし。家族は妊娠や出産には気付いていなかった。放置現場は住宅街で人通りは少なく、出入りが自由だった。周辺の聞き込みなどから、少女の関与が浮上した。
私はFBでこう書いた。
ゴミ置き場に「ゴミ」として置いた時点で、加えてこの「前代未聞の」暑い日が続く中の埼玉で、戸外に置いたということはもう殺人未遂じゃないのか?
短絡的な感情で妊娠に至って、困った挙句に相談する相手もなく「棄ててしまえばいい」という、すべてにおいて想像力の無さに言葉を失う。
こんなニュースを見るとほんとうに苦しい。何をやっているんだよ、と思う。
だからね、今日集まった私の大切な人たちが一生懸命に命を育んでいるのを見ると「すごいな」と思う。母も含めて私にはとても適わない、素晴らしい人生経験が出来ていることを正直うらやましく思う。
重い話だったけど、ランチもとっても美味しかったのです(笑)きのうプールで頑張って体重を減らしたご褒美です(笑)カロリーオーバーだけどもww