いよいよ無菌室に入った。詳しいレポートはまた後日。
・・・って元気なくなったら出来るのか?って話。
というのも今日は飲み薬の抗がん剤が夜中まであるとはいえ、点滴の抗がん剤はいったん終了。少しだけ身軽になって引っ越したので、結構元気。
で。
いよいよ明日からはエトポシドというはじめての(たぶん)薬を使う。
エトポシド(Etoposide)とは、メギ科の植物Podophyllum peltatumあるいはP.emodiの根茎から抽出した結晶性成分であるポドフィロトキシンを原料とし、1966年に合成された抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)。
≪効能・効果≫
肺小細胞癌、悪性リンパ腫、急性白血病、睾丸腫瘍、膀胱癌、絨毛性疾患、胚細胞腫瘍(精巣腫瘍、卵巣腫瘍、性腺外腫瘍)
以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法
小児悪性固形腫瘍(ユーイング肉腫ファミリー腫瘍、横紋筋肉腫、神経芽腫、網膜芽腫、肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍、腎芽腫その他腎原発悪性腫瘍等)
≪副作用≫
骨髄抑制、ショック、間質性肺炎、AST (GOT) 上昇、ALT (GPT) 上昇、悪心・嘔吐、食欲不振、脱毛、倦怠感、発熱など。
Wikipediaより
まぁ、いつもようにこういうものを引用するとなんだか物々しくてねー。
で、点滴自体は3時間くらいで終わるようなんだけど、その後氷を舐めるらしい。・・・氷?ほんとなんだって。舐めるだけで水分は捨てるんだけど、粘膜障害が多く出るらしくて、それは血管が活発に活動している場所が特に出るんだって。
口の中を見てもわかるけど舌の裏側とか血管がガンガン見えるよね。それを冷やすことで活動を鈍らせるんだって。なんとも原始的な作業。でもこれがもっとも効果がある方法だと研究も発表されているんだって。
嫌だなー。清潔に作った氷を看護師さんがくれるらしいんだけど、氷を3時間も舐め続けるって想像しただけでも・・・。
それにしても暑い。
ここの無菌室は全体がなんだか暑い。室温の設定を下げてもらったら、壁全体から噴出す清潔な空気が冷たくなるんだけど、そこがベッドなもんだからベッドに寝ると寒い。だけど立って歩けば暑い。んもーぅ!
さてとー、疲れたからそろそろその寒いベッドに行って寝るかなー。
≪内服≫
・クラビット(腸内細菌を殺す薬)
・バクタ(抗菌薬)
・アレビアチン錠100mg(けいれんの予防薬)
・マブリン散10mg(抗がん剤)
・カモファーD錠20mg(ムコスタに替わる胃酸抑制剤)
≪点滴≫
・グラン(白血球を増やす薬)
・ファンガード(防カビ剤)
・ソリューゲン獏F注
・キロサイド170mg(抗がん剤)