裏切りました。
- Day:2011.06.01 20:15
- Cat:自家移植入院闘病記
みなさんのご心配を裏切っていいでしょうか。
・・・・・幹細胞・・・
な、なんと
なんと採取に成功しました!
こんなことが人生に起きていいんだろうか。私はやっぱり、やっぱりツイてるんだってことがコレで実証されたんじゃないかなぁ???
さて、長くなります、顛末です。
今朝、私の心はやっぱり曇り空で、その雲は厚く水分を含んだ雨雲で、いつ降り出すかはきっかけしだい。そんな感情だった。看護師さんは私の不安定さを察してじっくり話をしてくれていた。今後行うだろう骨髄移植の話などをいろいろと詳しく聞かせてくれていた。
そのとき別の看護師さんがグランの注射を持って登場。私も看護師さんも「え?」って感じ。だって幹細胞の採取が中止になったということは当然グランもしないから。
ふたりして「まさか、今朝の採血結果が良かったとか?」と顔を見合わせて、看護師さんはそれでもオーダーが出ていることを確認できたので私に注射したあと、「採血結果取ってくるね!」とナースセンターへダッシュ。
その直後に医師が登場。「実は今朝の結果が昨日の倍になっていたの。その結果を血液担当の医師が取れるかもしれないって」「だから今日カテーテルを入れて採取することになったのよ」という。それでもその時点ではまだまだ細胞数は足りないという話だった。
何しろ昨日は10倍の量が必要だと言っていた。実は昨日の夕方来た医師に私はこういって訴えていた。
「今日は昨日より痛み止めが効かないほどグランによる体中の痛みがひどい。今日中止を決定するならなんで今日グランを打ったんですか?これだけ痛いのなら、もしかしたら幹細胞が出てきているとは考えられませんか? もちろん、ただの白血球が増えているだけかもしれないけど。でももし増えているかもしれないものを検査せずに終わったら、今後ずっと憂いを残すと思うんです」
話が終わる頃には私の気持ちは医師に通じたようで「検査が入っているか確認して、入ってなかったら僕が間違いなく入れておくから」と言ってくれた。それはもう私の熱を医師に伝導させられたと感じた。
その結果、今日ただの採血ではなく、幹細胞の検査があったというわけで。
今日は47000台と昨日より白血球の値は落ちていた。でも幹細胞の値が0.03から0.06に増えていたので採取に踏み切ることが決定したというわけで。
その後は怒涛だった。お昼前から約1時間かかってテレビ室で透析用の太いカテーテルを足の付け根から入れた。私の太った体型から苦労されてしまったみたい。
そして病室に戻ったら急いでお昼ご飯を食べて直後に採血室へ。
これが自己幹細胞の採取の様子。

医師にも顔は隠すけどブログにのっけていい?と承諾をとって写真を撮らせてもらった。:) この医師、とっても楽しいひとで、本当はこんな格好で覗き込む必要は無いんだけどポーズとってくれた :)

通常は三時間もやらないらしいんだけど、少しでも沢山とるために今日はそれだけ時間を割いてくれた。技師さんや看護師さんがずつとお喋りに付き合ってくれてわりと早く感じる三時間だった。
肝心の量。朝来た医師はたぶん量は足りないんじゃないかと思うと言っていたんだけど、結果としては今日一日でだいたい体重の1.9ぶんはとれたらしい。ほんとうは2.0必要なので、あと10キロ痩せてもらえばばっちり。だけど今の量でもギリギリ大丈夫、とのことだった。
そしてすでにカテーテルは抜いていった。
これが今日一日の顛末。
私の粘り勝ちだろうか。もちろん医師たちの技術なくしては成しえなかったんだけど、きっかけとしては粘り勝ちだったような気がするよー。もう本当に他に言葉が見つからない。
嬉しい!
またひとつ選択肢が残ったんだもの。それも奇跡のようなことが起きてね。
これからがっちり全身に他の病変が無いかをくまなく検査する。胃カメラや大腸検査。などなど目白押しらしい。でもいいの、そんなの耐えるの。一筋のこの光を絶やすわけにはいかないもんね。
毎日毎日が怒涛です。こんな風に急転直下なんてこともあるかもです。ハラハラさせちゃってごめんね。私もびっくりしたんだよ。昨夜検査を追加してくれた医師も「検査はkaduriyeさんの後悔の無いように入れるけど、僕も明日取れるようになるとは正直思えないから、それだけは、ね」と念を押していたくらいだから。
やっぱり私は・・・・ツイてるんだよね?!
YE━━━━━━ d(゚∀゚)b ━━━━━━S!!