録画してあった「ヒマラヤの美しさの陰で~黒柳徹子のネパール報告~」を見た。

私は知らなかった。ネパールのこんな一面を。
美しい山のトレッキングなど観光の国としてはよく目にしていた。貧しい、というイメージは漠然とはあった。でも農村部や山間部の話だと思ってた。カトマンズやポカラのような都会でもこんななんだ。
10年も続いた内戦で少年兵になった女の子もいた。やっと3年前に内戦が終わり、いま心がどんなに傷ついて普通の生活に戻らなければならないか、なんて私にはどんなに頑張ったって想像も出来ない。
都会の建設現場に使うコンクリートのための砂を川から運ぶ仕事をしている少女がいた。少女だけではなくもちろん大人もいるわけだけど、みんな同じく頭で支える籠でものすごい重量の砂を運ぶ。ここにショベルカーが一台あったらどんなに仕事ははかどるだろうと思い画面を見ていた。だけど・・・だけどショベルカーが入ることで彼女たちの仕事はなくなってしまうんだよな。
黒柳さんたちのようなことは出来ないけれども
もし何か差し伸べることができるなら
わたしたちの手にはいったい何を持つべきなんだろう。
うーん、持たなくてもいいのかもしれないし。
番組プロデューサー 田川一郎氏のWEBサイト→番組についてのページ