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退院とサプライズと。

午後から骨髄穿刺のために病室に戻った。
病衣に着替えようと思ったら、看護師さんが申し訳なさそうに「これから入院の人が決まってしまって・・・」という。

瞬間的に「あ、除けなきゃってことだな」とわかっちゃった。この病院には前回も含めるともうずいぶんお世話になっている。その中でベッドが数日と空いてることは無いことはわかってた。でも淋しいなぁ。もうあっという間に次の人が入ってくるのねーと。

同室のおばあちゃんたちに挨拶もソコソコにベッドを離れ、カンファレンスルームでマルクの時間を待った。マルクはあっという間だった。私の主治医はそりゃー早いのよ。パッと来てサッと終わる。あまり痛い思いをしないのでありがたい。

止血のための安静時間に入ったので寝転がりながら挨拶をした。また外来でお会いできるように頑張ってきます、と。30分の安静時間の間に処置室に物品を取りに何人のも看護師さんが出入りした。みんな私が札幌に転院することを知っていて、声を掛けていってくれる。あっという間に30分が経つ。

最後に部屋にもどりおばあちゃんたちに挨拶をした。仕舞いには泣き虫のおばあちゃんが顔をくしゃくしゃにして泣いてしまった。「頑張ってくるから。まだここからだから。笑って見送ってね」と言うとなおさらくしゃくしゃになった。

帰るとき、一番長い間一緒だった3人のおばあちゃんが病室前の廊下まで見送ってくれた。もうひとりのおばさまなんて「握手して」という。照れくさかったので「なんかスターみたいよねー」と言いながら握手した。看護師さんも「スターじゃんっ」と笑ってた。

廊下を去っていく私にさっきの泣き虫のおばあちゃんが「頑張ってくるんだよ!だいじょぶだから!頑張りなよ!」と大声で叫ぶ。手を振りながら看護師さんと「他の部屋に丸聞こえだね」歩いた。角を曲がるときにも振り返ったら3人は見送ってくれていた。あの方たちの病気のことを思ったらなんか泣けちゃいそうだけど、笑ってバイバイと手を振った。

そしてエレベーター前。前回の退院の時みたいに「カドリエさん、退院でーす」と看護師さんが詰所に声を掛けた。カウンター越しに「長い間お世話になりました!」と大き目の声で挨拶をする。前回はちゃんと挨拶できなかったことを後悔したからね。

そしたらさ、ぞろぞろと看護師さんたちが動いてきた。つい「いいっすよー、忙しい時間だからー」と言ったけど、結局詰所にいたほとんどの看護師さんが出てきて見送ってくれた。

そして私の担当看護師さんが「ハイ、これ」と差し出してくれた。

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寄せ書きだった。

手を出して受け取った瞬間、ぶわっと涙が出てきた。まずいー・・・泣くー・・・。

「え゛ー、やだー、ありがとうございますー」
「うそー、まじでー、まじでー」

そんなことしか言えんのか、私は!

見れば途中で異動になった看護師さんや、主治医や他の医師や薬剤師さん、全部で36人も書いてくれてる!私の主治医チームとは別のチームの看護師さんたちも。前回の発症時に入院したときも含めて一昨年から、別のチームでもよくお話した人もいっぱいいるからなぁ。

なかなかエレベーターが来なくて照れくさかった。なんとか涙をこらえてお礼を言いながら病棟を去った。家族が迎えに来るのを待ちながらコーヒーショップで全部読んだ。泣けた。顔が歪みそうだった。

移植、頑張ってくるし!自家移植だからGVHDは無いといわれているから感染症にさえ注意すればきっと大丈夫。ただいまーってまた挨拶にこよう。

そんな今日だった。

心あったまる。そんな一日だったよ。

庭が動いてる。

白血球が下がっているときなので土は触れないんだけど
またちょっと庭を散歩した。

庭の木々が動いてる。遅いとかちの春。

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今年は桜がすこし多めに咲きそうだ。
土に力が無い我が家の庭では10年くらいかかってようやく、かも。


明日は帯広では最後の骨髄穿刺デスわ。そして退院。次のステップへGoだよ。




みーちゃん、なすさん、拍手コメントいつもありがとうね♪

キツイ話。

先日同室のあるおばさんがこんなことを話していた。


私のダンナの兄弟の娘がオネエチャンとおんなじ病気でね。
札幌の病院に何年もかかって治療したんだわぁ。
そのあとこっちでさ、結婚したんだわ。
子供できなくてもそれでもいいっていう人とさ。
ところがそのダンナが他所に子供作ってさ、
別れていまひとりで生活してるんだわ。
いいかっこして結婚しても他に女作って子供作ってたらダメだべさ。



みたいな。

なんともおばさんの配慮に欠ける話である。
それが本当の話だとしてもさ、言わなくていいことってあるんだぜよ。

私とおんなじ病気の知人が今は元気にやっている、情報はそれだけで十分。

子供が出来なくてもいいという男性が現れた、そこまでならもっといい。
私にも希望があるかしら、と思えるもんね。

それがなんだい、結局破局の話だし。
それもやっぱり子供が・・・って話だし。


あーぁ。

ちょっといまの私にはキツイっすよ。その話。
というタイミングも無く。

希望は持ち続けたいよねぇ。
おばあちゃんになった私のそばにはおじいちゃんが、っていうさぁ。
ちぇーっヽ(`Д´)ノ





さて。
今日、久しぶりに女友達4人と会ってきた。
遠くから帰省してきたコとかみんな集まれたのは久しぶり。
でも体調がすぐれなくて、私は立ち話だけで帰宅。
つまんねぇなー。くっちゃべりたかったなぁー。
でも、それでもみんなの顔を久しぶりに見られてすごく嬉しかった。
元気になってまたみんなとしゃべくりたいッス。切望デス。

ツイてるわたし。

トリセノックスでの地固めが今日で終了した。

思えば長かったこの抗がん剤とのつきあい。
「再発」と聞かされてからこの薬の大きな(危険な)副作用である
心不全で危ないことになるかもしれないという説明を受けて
恐怖感にいっぱいになったっけ。
QT延長症候群という心電図異常で、失神発作や急死する場合もあるもの。

白血病で死ぬんじゃなくて心不全かよ、みたいなビビリ感に包まれた。
「突然死ぬ」という意味で怖かった。

だけど終わってみれば約4ヶ月間の投与に耐え抜くことが出来た。
最初の頃こそQT延長の波形の疑いが少し出たと言っていたけれど、
その後、主治医はずっと「心臓はビクともして無いよ」と言ってくれた。

看護師さんたちが言ってくれた。
「いままで何人かは途中で中止になってしまった。
だから最後までやり遂げられてホント良かったですね」

そういえば(いや、今までもなんどか振り返ったけれど)
私はツイていた。

あと1ヶ月放っておいたら死んでいたといわれる状況を、素晴らしい医師と出会えて発見してもらった。そしてその医師のおかげで緊急入院するまでがものすごく速いスピードで動いた。

そして重篤な副作用が出る人もいるベサノイドを無事に飲むことが出来た。キロサイドでは薬疹は出たけれど大きな粘膜障害も出なかった。

口内炎にもほとんど悩まされなかった。これはもちろん真剣にうがいなどに取り組んだ自分もいたけれど。

吐き気もあったけど、なんとか食べることが出来て栄養点滴を避けることが出来た。髪の毛は・・・まぁ、つるっぱげになったけど、それは私自身が腹をくくっていたので大して気にしなかった。

あとはなんだろう・・・とにかくツイている。

もちろんこんな病気にならなきゃもっとラッキー。だけど、同じ病気で闘ってる人たちの話を読むにつけ、私がいかにツイているのか実感する。

そりゃぁ再発を告知されたときは、最初に発症を告知されたときと比較にならないほどどん底まで落ちこんだ。でもさ、考えようによっては再発したことで私はもっと強くなったように気がする。

家族や人を思う気持ちや、その人たちとの関わり方を含めて何が大切なのか良く知ることが出来たし。

うん。今日は振り返って心から思ったよ。幸せものだ、ワタシ。




逆に思うのは、自分自身にわがままになろうかなということ。ずっと生きるつもりだけど、もし短かったらということを想像したときに、時間の使い方を考えることがある。

この数ヶ月のうちに、こちらが心を寄せても相手から傷つけられてしまったある出来事があった。以前のワタシならそれでも自分からヘラヘラして時間が解決して元通りになるだろう、それが昔から繰り返された二人の関係のはず、と思ったかもしんない。

でもね、もしも私の人生があまり長くないものだとしたらね、そんな人にまたこちらから心を砕くことがなんて無駄なんだろうと感じてしまった。何度もこんなことを繰り返す人に、無償の愛みたいな愛情をそそぐのはもうやめようと。正直こころのどこかでは、それをとても悲しいことだと思ってるんだけど。

でもそんなこと言ってられない。そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、もっと有効に時間と心を使いたいと。



両親にはそんな時間をいくら割いても足りないんだろうなぁ。
元気になってバリバリ働いて楽させてあげないとなぁ。
そんな親に対する気持ちに気づけたのも、もしやこの病気のおかげかもしれないね。

今日までのところ、ツイてる私のマトメでした。

つつがなく。

さて、残すところあと一日でトリセノックスは終わり。
今日もつつがなく終わったよ。
厳しい症状はめまいだけ。

それでも寝ていれば大丈夫だし、
歩くときもゆっくりを心がければ倒れることもないし。

今夜の夕食はこどもの日でちらし寿司らしい。
楽しみ楽しみ♪

股関節。

とほほ・・・股関節が痛くなってしまった。

昨夜ボルタレンをもらってだいぶ良くなったけど、
今日は一日安静に過ごした。

あと二日点滴すれば終わりだぁ!



そうそう、今日はすごく寒かった。
雪まで降ったよー。

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予防線。

予防線と言っても病気のことじゃなくて、
9日に退院することを同室の泣き虫おばあちゃんには伝えずにいる。

寂しがり屋で泣き虫のそのおばあちゃんは、
今まで見ていたら退院する同室の人のすべてに
泣いて別れを言っていた。

それは退院当日に泣くだけじゃなくて、
一週間くらい前に退院することを伝えると、
それから毎日昼に晩にその人のベッドを訪問しては
「世話になった」「がんばって」「私も頑張るよ」と
毎回泣いてしばらく滞在する。

それだけ毎日おばあちゃんが切ない思いをしているというのは
なかなか可哀想で見ていられなかった。

それに、正直言って私がこの一週間それを受けるのはちょっと嫌かなぁと。

なので今週末あたりまでおばあちゃんに言うのはやめた。
おばあちゃんがお風呂にいってる間に他のおばさんには伝えた。

一期一会というからにはそんなおばあちゃんの毎日の繰り返しを
ちゃんと受けなくちゃいけないのかもしれないけれども。



さてー、今日も終わった。
あと3日間だ。がんばがんば!

とりあえずはめまいがひどいくらいで吐き気はなし。

ラス1。

今週5日間が地固めラスト1週。

頑張ります

9日退院もほぼ決定

次なる治療に向かいます

胃痛。

うーん、なんだろう。少し胃が痛い。副作用かなぁ。
なんでもかんでも副作用ってどうなのよ。

うーん、不調。

でも今日も一日がかりで昨日書いたアルバムを製作中。
写真が多すぎて厳選するのにほぼ全部の時間を費やした。

続きは来週帰宅したらやることにしようっと。

やっぱり4週間も地固めやっていたら抗がん剤の蓄積に参るな。
札幌に転院する前の一週間で少しか回復したいなぁ。



ところで、先日テレビでね、今回の震災の被災地である会社から依頼されて、瓦礫の中からプラスチックを回収して粉砕してペレットにしてプランターを作ってるリサイクル会社を紹介していた。

瓦礫のことが気になっていたので、すごくいいことだなぁと感心した。

その時まで、瓦礫を焼却処分しているとニュースで見て気になっていた。あれが全部ゴミにあるのかな。燃やしたらカサは減るけどあまりに大量すぎて空気が汚染されないのかな。なんとか再利用できないのかな・・・。

そんなことを安易に発言したら怒られるかもしれないけど。

恐ろしく大量なんだろうから。

でもさっき書いたリサイクル業者みたいに、きっとすでに考えて動いている方たちがいるんだろうね。50年とか前からは環境に対する時代が変わっているわけだし、きっと。

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kaduriye

Author:kaduriye
ようこそようこそ!

風花.netの日々logです。「stroll」は「そぞろ歩き」の意味でつけました。日々の雑多なできごとをポツポツと綴っております。旅行好きで写真を撮ること見ることが大好きです。

2009年のクリスマスに急性前骨髄球性白血病(M3)と診断され約半年の入院治療後、退院し自宅療養。
2010年年末に再発が確認され、再度約4ヵ月入院し再寛解に。自家移植のため地元を遠く離れて札幌の大学病院にて入院。
自家移植に成功し、2016年の7月に寛解を迎え血液内科を卒業しました。
2018年の年末、糖尿病と診断。必死のコントロールを始めます。

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